MS SQL Server 2008 R2へのアップグレード
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投稿日時 2011-6-2 9:19 | 最終変更
motsuka
投稿数: 2

おせわになります。
SQL Server 2008 R2がSAPでも正式にサポートされるようになり
新バージョンでの利用も可能になりました。
このDBではDB自体の機能でDB圧縮機能があり、SAPシステムからでもその機能を利用できます。
一般的にSAPのデーターベースが拡張し続けディスク圧迫の状況になったら、
IXOSアーカイブ機能実装やディスク追加で対応するケースがあると思います。
しなしながらSQLサーバーの圧縮機能を利用すれば
1T級のデーターでも半分くらいまでは圧縮出来てストレージの節約になり、
アーカイブ実装するよりかは費用が稼げます。
データーベース拡張やディスク圧迫の際のデーター退避策、
ストレージ節約にSQLサーバーDB圧縮機能を検討の一つとしてはどうでしょうか。
ERP6.0 (SR1〜SR3)複数の環境下の
SQLサーバー単体でSQL Server 2005から2008 R2への
アップグレードをしております。
同様の業務を行っている方おりましたら、
いろいろ情報共有できると思いますので投稿でも構いませんので
お知らせください。
<前提条件>
SQL Server 2005 SP2以上
SAPカーネル 192(特にdbslが188)以上
サポートパッケージ SAP_BASISがSAPKB70016以上
(SAP_BASISだけ、このレベルにあげればOKです)
(サポートパッケージ適用方針があればそれに準拠)
<アップグレード処理>
1.SQL2008R2には.NET Framework3.5が必要です。
SQL2008R2のセットアップを実行すると自動的にインストールするか聞かれますので迷わず「Yes」で進めてください。
2.続いて.NET Framework3.5のSP1を適用するか聞かれます。(Hotfix 942288-v4に該当します)
これも迷わず「Yes」で進めてください。
<追加設定など>
SAPノート適用1459005+前提ノート
SAPノート適用1581700+前提ノート
SAPノート1488135に添付されている
MSSCOMPRESS.zipをインポートする。(STMS)
<その他>
SQL2005/2008ではSQLサーバー上でqueryコマンド実行で
圧縮を行う方法でしたが、「MSSCOMPRESS」をSAPにインポートすると
SAP上で圧縮実行、スケジューリング、圧縮設定が行えます。
非常に便利になっています。
この「MSSCOMPRESS」はPGM単体でトランザクションコードなどは付いていませんので、
SE38からMSSCOMPRESSで実行してください。
その後、設定画面が出ます。
あくまでも参考に圧縮タイプと圧縮率です。
No compression/100%
Row compression on data(clustered index)using SQL Server 2008 /83.35%
Page compression on data(clustered index)using SQL server 2008 /46.36%
Row compression on data(clustered index)using SQL Server 2008 R2 /64.28%
Row compression on data
(clustered and non-clustered index)using SQL server2008 R2 /54.75%
Page compression on data and index
(clustered and non-clustered index)using SQL Server 2008 R2 /24.88%
インストール直後のERP6.0で54.75%の近い所まで圧縮率が出ました。
<作業メモ>
SQL 2005からSQL2008R2にアップグレード直後、
SQL 2008 R2 Management Studioを起動すると
SQL2005利用時のカスタマイズをSQL2008R2にインポートするか
確認するポップアップメッセージが出てきます。
------- 確認結果 -------
このメッセージは、アラートメッセージでバージョンアップした際に
以前のSSMS設定を残すか否かを確認されています。
ユーザーのオプション設定(接続の時にANSIオプションをどうすかとか、
画面のデフォルトモードはどうすか)など特に設定していない場合は
「キャンセル」で問題ないとのことです。
ただしアップグレード前SQLサーバーで設定している場合は
この限りではありません。
SQL Server 2008 R2がSAPでも正式にサポートされるようになり
新バージョンでの利用も可能になりました。
このDBではDB自体の機能でDB圧縮機能があり、SAPシステムからでもその機能を利用できます。
一般的にSAPのデーターベースが拡張し続けディスク圧迫の状況になったら、
IXOSアーカイブ機能実装やディスク追加で対応するケースがあると思います。
しなしながらSQLサーバーの圧縮機能を利用すれば
1T級のデーターでも半分くらいまでは圧縮出来てストレージの節約になり、
アーカイブ実装するよりかは費用が稼げます。
データーベース拡張やディスク圧迫の際のデーター退避策、
ストレージ節約にSQLサーバーDB圧縮機能を検討の一つとしてはどうでしょうか。
ERP6.0 (SR1〜SR3)複数の環境下の
SQLサーバー単体でSQL Server 2005から2008 R2への
アップグレードをしております。
同様の業務を行っている方おりましたら、
いろいろ情報共有できると思いますので投稿でも構いませんので
お知らせください。
<前提条件>
SQL Server 2005 SP2以上
SAPカーネル 192(特にdbslが188)以上
サポートパッケージ SAP_BASISがSAPKB70016以上
(SAP_BASISだけ、このレベルにあげればOKです)
(サポートパッケージ適用方針があればそれに準拠)
<アップグレード処理>
1.SQL2008R2には.NET Framework3.5が必要です。
SQL2008R2のセットアップを実行すると自動的にインストールするか聞かれますので迷わず「Yes」で進めてください。
2.続いて.NET Framework3.5のSP1を適用するか聞かれます。(Hotfix 942288-v4に該当します)
これも迷わず「Yes」で進めてください。
<追加設定など>
SAPノート適用1459005+前提ノート
SAPノート適用1581700+前提ノート
SAPノート1488135に添付されている
MSSCOMPRESS.zipをインポートする。(STMS)
<その他>
SQL2005/2008ではSQLサーバー上でqueryコマンド実行で
圧縮を行う方法でしたが、「MSSCOMPRESS」をSAPにインポートすると
SAP上で圧縮実行、スケジューリング、圧縮設定が行えます。
非常に便利になっています。
この「MSSCOMPRESS」はPGM単体でトランザクションコードなどは付いていませんので、
SE38からMSSCOMPRESSで実行してください。
その後、設定画面が出ます。
あくまでも参考に圧縮タイプと圧縮率です。
No compression/100%
Row compression on data(clustered index)using SQL Server 2008 /83.35%
Page compression on data(clustered index)using SQL server 2008 /46.36%
Row compression on data(clustered index)using SQL Server 2008 R2 /64.28%
Row compression on data
(clustered and non-clustered index)using SQL server2008 R2 /54.75%
Page compression on data and index
(clustered and non-clustered index)using SQL Server 2008 R2 /24.88%
インストール直後のERP6.0で54.75%の近い所まで圧縮率が出ました。
<作業メモ>
SQL 2005からSQL2008R2にアップグレード直後、
SQL 2008 R2 Management Studioを起動すると
SQL2005利用時のカスタマイズをSQL2008R2にインポートするか
確認するポップアップメッセージが出てきます。
------- 確認結果 -------
このメッセージは、アラートメッセージでバージョンアップした際に
以前のSSMS設定を残すか否かを確認されています。
ユーザーのオプション設定(接続の時にANSIオプションをどうすかとか、
画面のデフォルトモードはどうすか)など特に設定していない場合は
「キャンセル」で問題ないとのことです。
ただしアップグレード前SQLサーバーで設定している場合は
この限りではありません。
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MS SQL Server 2008 R2へのアップグレード (motsuka, 2011-6-2 9:19)