コンサルタントの仕事の範囲
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コンサルタントの仕事の範囲
msg# 1
jun
投稿数: 20
コンサルタント、SE、プログラマーといろいろと職種がある中で
ふと疑問に思ったのですが、実際の導入の局面でコンサルタント
に期待したいスキル(または仕事)ってどの範囲だと思われますか?
標準機能の説明とパラメーターをいじるだけでSEより上の単価と
言うのはおかしい(SE業務も兼務できるなら別ですが)気がします
し、確かにもの凄い人もいたりしますが、そもそもどこまで要求
できるのか(すべきか)ハッキリしていない(定義されてない)ように
思えてきました。
たとえばシステムレイアウトの設計と要件実現方法の決定(add-on
するのか標準使うのか)はコンサルタントの仕事であると思うので、
必然的にコンサルタントにはシステムの一般知識と開発工数の見積
技術は必須でしょうし、DB設計などもできないと本当は仕事になら
ないのではと思いますし、同時にSE以上には業務を分かっていて欲
しいと思うのですが、求めすぎなのでしょうか?
ふと疑問に思ったのですが、実際の導入の局面でコンサルタント
に期待したいスキル(または仕事)ってどの範囲だと思われますか?
標準機能の説明とパラメーターをいじるだけでSEより上の単価と
言うのはおかしい(SE業務も兼務できるなら別ですが)気がします
し、確かにもの凄い人もいたりしますが、そもそもどこまで要求
できるのか(すべきか)ハッキリしていない(定義されてない)ように
思えてきました。
たとえばシステムレイアウトの設計と要件実現方法の決定(add-on
するのか標準使うのか)はコンサルタントの仕事であると思うので、
必然的にコンサルタントにはシステムの一般知識と開発工数の見積
技術は必須でしょうし、DB設計などもできないと本当は仕事になら
ないのではと思いますし、同時にSE以上には業務を分かっていて欲
しいと思うのですが、求めすぎなのでしょうか?
投票数:213
平均点:4.23
Re: コンサルタントの仕事の範囲
msg# 1.1
emy
投稿数: 25
私はパラメーターをいじるだけの人はカスタマイザーと呼びます。
まだまだコンサルタントとは言えませんね。
Junさんのそばにいる人は、ジュニアコンサルかなんちゃってコンサルです。なんちゃってコンサルはもうそろそろ消える運命でしょう。
さて巷で言われているSEとERPコンサルタントの違いとは何か?ですが
先ず、「ERPコンサルタントは、標準機能を理解して、作りこみによる工数を削減すべく客先要件を標準機能で実現できることを説明、デモ(プロトタイピング)できること」でしょう。当然この仕事ができるまでには、何度もさまざまな要件においてIMGをいじくり悩みぬいて、「できる」「できない」が正確に明確にしゃべれる技術を身に付けてなければなりませんしその業務に精通していなければ客先との打ち合わせにもついていけないしょう。ユーザーが何をしたいのかという気持ちも理解しつつ、時にこの会社の全体最適性を考えたり、費用対効果のことを考慮してバランスのとれた実現すべきシステムの提案もできなければなりません。
また、ERPの導入方法の特徴的なものというと、は標準カスタマイズでさくっと動かして「やりたいのはこういうことですよね」といったデモ(プロトタイプ)をユーザーに見せること。です。
スクラッチSEさんも要件定義はいつもの仕事かと思いますが通常ウォーターフォール型導入方法で書類上でいつも業務プロセスフロー、要件定義書、基本設計書で進めていますよね。でもユーザーはそれでは完全に理解できていなく、完成した後で「仕様が違う」「機能が漏れてる」「こんな例外があったんですよ」というのがでてきてカットオーバー直前でごたごたするハメになっている、いつも経験していませんか?
ERP導入ではスパイラルに段階詳細化していき製造工程で「完成系を見せて業務に落とし込む」ことで、より考慮漏れを洗い出すことできるのです。それができるのがERPであってERPコンサルです。当然ユーザーにちゃんと理解してもらえるように説明できるということもスキルです(これ簡単そうで結構難しいですよ)
あと期待したいスキルといえば、当然アドオンはつきものですからSEと同様に業務プロセスフロー、要件定義書、基本設計書は必須ですし拡張機能Exit程度のコーディングくらいはこなしてほしいし、テストは徹底的にバグをつぶす緻密さと根気はあって欲しいし、本稼動まで責任もってユーザーのサポートをし新システムを運用に載せるまでがコンサルの仕事であるべきかと思いますけど。
まだまだコンサルタントとは言えませんね。
Junさんのそばにいる人は、ジュニアコンサルかなんちゃってコンサルです。なんちゃってコンサルはもうそろそろ消える運命でしょう。
さて巷で言われているSEとERPコンサルタントの違いとは何か?ですが
先ず、「ERPコンサルタントは、標準機能を理解して、作りこみによる工数を削減すべく客先要件を標準機能で実現できることを説明、デモ(プロトタイピング)できること」でしょう。当然この仕事ができるまでには、何度もさまざまな要件においてIMGをいじくり悩みぬいて、「できる」「できない」が正確に明確にしゃべれる技術を身に付けてなければなりませんしその業務に精通していなければ客先との打ち合わせにもついていけないしょう。ユーザーが何をしたいのかという気持ちも理解しつつ、時にこの会社の全体最適性を考えたり、費用対効果のことを考慮してバランスのとれた実現すべきシステムの提案もできなければなりません。
また、ERPの導入方法の特徴的なものというと、は標準カスタマイズでさくっと動かして「やりたいのはこういうことですよね」といったデモ(プロトタイプ)をユーザーに見せること。です。
スクラッチSEさんも要件定義はいつもの仕事かと思いますが通常ウォーターフォール型導入方法で書類上でいつも業務プロセスフロー、要件定義書、基本設計書で進めていますよね。でもユーザーはそれでは完全に理解できていなく、完成した後で「仕様が違う」「機能が漏れてる」「こんな例外があったんですよ」というのがでてきてカットオーバー直前でごたごたするハメになっている、いつも経験していませんか?
ERP導入ではスパイラルに段階詳細化していき製造工程で「完成系を見せて業務に落とし込む」ことで、より考慮漏れを洗い出すことできるのです。それができるのがERPであってERPコンサルです。当然ユーザーにちゃんと理解してもらえるように説明できるということもスキルです(これ簡単そうで結構難しいですよ)
あと期待したいスキルといえば、当然アドオンはつきものですからSEと同様に業務プロセスフロー、要件定義書、基本設計書は必須ですし拡張機能Exit程度のコーディングくらいはこなしてほしいし、テストは徹底的にバグをつぶす緻密さと根気はあって欲しいし、本稼動まで責任もってユーザーのサポートをし新システムを運用に載せるまでがコンサルの仕事であるべきかと思いますけど。
投票数:201
平均点:3.88
Re: コンサルタントの仕事の範囲
msg# 1.2
jun
投稿数: 20
emyさん、そうですよね
私の近くにいる人は、おそらくカスタマイザーです。
しかしなぜSEより単価が高いのはなぜでしょうか?納得いきません。
私の近くにいる人は、おそらくカスタマイザーです。
しかしなぜSEより単価が高いのはなぜでしょうか?納得いきません。
投票数:209
平均点:4.64
Re: コンサルタントの仕事の範囲
msg# 1.3
emy
投稿数: 25
まさしく理不尽ですねjunさんの近くにいる方はSEさんより単価低くて当然なのですが大半のコンサルは前述の範囲をこなしております。よって希少価値もあるし責任をもってシステムを運用に導くその能力と知識の対価と思えば高くなるのは当然かと思います。
ではなぜこのようななんちゃってコンサル(発展途上のジュニアコンサルは除きます)がはびこっているか、単価が下がらないのかというと、営業間の売り買いにあります。単価の決め手は経験年数です。当然経験内容もチェックしますが営業がどの程度チェックできるかというと想像つきますよね。また買う方もこのところ偽装請負対策で何人かまとめて投入しちゃいますので個人ごと単価に応じた厳密な評価というのにそんなこだわりがないというのも要因のひとつです。
数年前SAPコンサルタント需要過多で、誰でもアカデミーと認定資格あればコンサルタントになれました。私の知っている事例で、とある方で、その人はIT業界にいたわけでなく他業種からSAP認定資格をとって、S社のCユーザー(常駐派遣)で数年やってきました。評価もそこそこでもうミドルコンサルの域かなと思いきや、その数年間の棚卸をしてみると担当範囲の標準機能はよく知っているのだがABAPは読めない、基本設計できない、他のモジュールはまったく無関心。S社では担当縦割り専門家集団のシステムが出来上がっていてこれはこれで通用していたのですがいざ下界に放り出されると何もできない自分がいるということに絶望感をいだきこの業界辞めていってしまいました。そんな人何人か見ています。カスタマイザーだけでは「つぶしがきかない」ってことははっきりしてます。やはりそんな甘い仕事なんてないですよ。
しかしその中でもずぶとく辞めずに生産性に疑問を持ってしまう人、KYなんだけど、なんとか泳いでいる人いますよね~。でも標準機能を知ってるというだけでまだ希少価値性があり市場では相当ひどくなければ高い経歴書として取引されているんです。もうそろそろそれも通用しなくなってきたかという感じですけど。
ではなぜこのようななんちゃってコンサル(発展途上のジュニアコンサルは除きます)がはびこっているか、単価が下がらないのかというと、営業間の売り買いにあります。単価の決め手は経験年数です。当然経験内容もチェックしますが営業がどの程度チェックできるかというと想像つきますよね。また買う方もこのところ偽装請負対策で何人かまとめて投入しちゃいますので個人ごと単価に応じた厳密な評価というのにそんなこだわりがないというのも要因のひとつです。
数年前SAPコンサルタント需要過多で、誰でもアカデミーと認定資格あればコンサルタントになれました。私の知っている事例で、とある方で、その人はIT業界にいたわけでなく他業種からSAP認定資格をとって、S社のCユーザー(常駐派遣)で数年やってきました。評価もそこそこでもうミドルコンサルの域かなと思いきや、その数年間の棚卸をしてみると担当範囲の標準機能はよく知っているのだがABAPは読めない、基本設計できない、他のモジュールはまったく無関心。S社では担当縦割り専門家集団のシステムが出来上がっていてこれはこれで通用していたのですがいざ下界に放り出されると何もできない自分がいるということに絶望感をいだきこの業界辞めていってしまいました。そんな人何人か見ています。カスタマイザーだけでは「つぶしがきかない」ってことははっきりしてます。やはりそんな甘い仕事なんてないですよ。
しかしその中でもずぶとく辞めずに生産性に疑問を持ってしまう人、KYなんだけど、なんとか泳いでいる人いますよね~。でも標準機能を知ってるというだけでまだ希少価値性があり市場では相当ひどくなければ高い経歴書として取引されているんです。もうそろそろそれも通用しなくなってきたかという感じですけど。
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平均点:3.33
Re: コンサルタントの仕事の範囲
msg# 1.4
jun
投稿数: 20
よーくこの業界の構造がつかめました。emyさんいろいろとありがとうございました。
投票数:207
平均点:5.17